ニューヨーク公共図書館 映画に愛されるマンハッタンの観光名所




 

ニューヨークのマンハッタン。

 

五番街と42丁目がクロスする交差点に、ひと際目立つ荘厳な建物があります。

 

ニューヨーク公共図書館本館の正面から(筆者撮影)

 

地域住民の教養の場である図書館は、たいてい住宅街などに位置することが多いのですが、ティファニーやブルガリ、カルティエなどの一流店が建ち並ぶ五番街にあるこの図書館はマンハッタンの名所としても知られ、観光客も多く、いつもたくさんの人で賑わっています。

 

図書館前に鎮座する2匹のライオンが、今日も、マンハッタンの人々や街を見守っています。

 

 

 

ニューヨーク公共図書館(New York Public Library:以下NYPL)は、”パブリック(public)”と名前がついていることから「ニューヨーク”公立”図書館」や「ニューヨーク”市立”図書館」と訳されることがありますが、ニューヨーク市が運営している自治体の公共施設ではなく、民間からの寄付によって成り立っている私設の図書館です。

 

私設でありながらも長い歴史と世界屈指の規模を有し、歴史的価値の高い資料を数多く所蔵しています。

 

 

すべての人にオープンであることから「市民の大学」とも呼ばれ、ここにしかない資料を閲覧するために、世界中からコレクターや研究者、ジャーナリストが訪れています。

 

 

『ティファニーで朝食を』、『ゴーストバスターズ』、『セックス・アンド・ザ・シティ』、『スパイダーマン』など、ニューヨークを舞台にした映画のロケ地としてもよく知られています。

 

 

 

 

この図書館は、その背景にある歴史、立地の良さ、建物の芸術的な美しさが特徴です。

 

 

図書館のすぐ下をメトロが走っており、交通も便利です。

 

館内はもちろん飲食は禁止ですが、図書館の前の階段に座ってコーヒーを飲んだり、一歩図書館を出ると会話を楽しむ人で賑やかな印象です。

 

3階の自習室はおすすめスポットのひとつ。

 

この図書館は観光名所でもあるので、いつもたくさんの観光客で賑わっていますが、自習室は一変。

 

とても広くて静かで、『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリーのようにヒールで歩いたり、『ティファニーで朝食を』のホリーのように大きな声でおしゃべりすると視線を浴びてしまいますのでご注意を。

 

 

また、夏場は冷房がかなり効いているので、羽織るものを持って行くことも忘れないでください。

 

図書館の裏には、こちらも観光名所であるブライアントパークがあり、夏は芝生に寝転がって日光浴、冬にはアイススケートもできます。

 

 

図書館正面のエントランスを出て、信号を渡ってすぐに、日本食のスーパーやデリもあるので、日本人にとっては最高の立地ですよ。

 

ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)

Wi-Fi:あり
パソコン貸出・インターネット利用のできる設置パソコンの有無:あり(カード発行が必要)
カフェ、レストランなど飲食スペース:なし

 

参考文献

 

ニューヨーク公共図書館(NYPL)で夢を叶えた人たちがいます。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)を仕事に活用する俳優や歌手もいます。

 

911テロ事件で、図書館員のある行動がこの図書館の評価と価値を高め、利用者が急増しました。

 

ニューヨークの歴史に、ニューヨーク公共図書館がどのように寄り添ってきたかが分かる1冊です。

 

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