図書館がでてくる小説のアーカイブ

 

このページでは、図書館が登場する小説を一覧で紹介しています。

 

ここで紹介されていないものでご存知の小説があれば、ぜひ教えてくださいね。

 

図書館で小説を探す方法

 

小説は、日本十進分類法(NDC)の文学にあたる9類に分類されます。

 

「小説・物語」は、その中の910〜980までの1桁目が3になります。

 

日本文学は910なので、日本の小説は913です。

 

明治以降の近代小説はさらに下位区分に0.6が付き、日本文学の913.6になります。

 

 

日本で発売されている小説の中で図書館が出てくるものは、やはり圧倒的に日本文学910の中の913が多いですが、次いでイギリスの「小説・物語」の933も多いです。

 

請求記号は所蔵する図書館によって変わることもあるので、利用される図書館のOPACでご確認ください。

 

ここでは、国立国会図書館のNDC(9版)を参考にしています。

 

図書館がでてくる日本の小説

 

以下のリストの請求記号はすべて913.6(国立国会図書館のNDC9版)ですが、所蔵する図書館によって変わることもあるので、利用される図書館のOPACでご確認ください。

 

出版年順(新しい順)

 

タイトル 著者 内容・図書館場面
夢見る帝国図書館 中島 京子 「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」
作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史を紐解く小説を書き始めます。
日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽうでわたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになります。
知的好奇心とユーモアと、何より本への愛情にあふれる、すべての本好きに贈る物語です。
本と鍵の季節 米沢 穂信 堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めています。
そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきて、亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいといいます。
放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
爽やかでほんのりビターな図書室ミステリー。
書店ガール7 旅立ち 碧野 圭
図書室のピーナッツ 竹内 真 学校の図書室を舞台にしたミステリー「図書室のキリギリス」の続編。
資格を持たない“なんちゃって司書”として直原高校の図書室で働く詩織は2年目の更新を間近に控え、きょうも本を巡る難問珍問に体当たりで挑みます!
そんな中、レファレンス依頼の調べ物で訪れた市立図書館で、山村さんというちょっと変わった男性司書と知り会います。
花野に眠る (秋葉図書館の四季) 森谷 明子 れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつものんびり長閑ですが、図書館を訪れる人たちには人知れぬ悩みがあり、毎日ふとした謎が湧きおこります。そんななか、図書館の近隣で大事件が起こります。季節のうつろいを感じながら、頼もしい先輩司書の助けを借りて新人司書の文子は謎解きに挑みます。すべての本好き、図書館好きに捧げる、やさしいミステリです。
書店ガール6 遅れて来た客 碧野 圭
書店ガール5 ラノベとブンガク 碧野 圭
図書室のキリギリス 竹内 真 バツイチになったのを機に、直原高校の図書室で学校司書として働きはじめた詩織。
人には言えない秘密を抱える彼女のもとに、様々な謎が持ちこまれます。
本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。
書店ガール4 パンと就活 碧野 圭
ダンス・ウィズ・ドラゴン 村山 由佳 井の頭公園の奥深く潜む、夜しか開かない図書館。生い立ちに消えない痛みを刻むオリエ。過去に妹を傷つけたことを悔やみ続ける兄・スグルと、彼を救済したい妹・マナミ。前世の記憶をもてあますキリコ。〈永遠なる〉ドラゴンに導かれるように集う彼らは、痛みとともに、それぞれの〝性〟と〝禁忌〟を解き放ってゆく。ミステリアスな官能長篇。
書店ガール3 託された一冊 碧野 圭
書店ガール2 最強のふたり 碧野 圭
書店ガール 碧野 圭 吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が……。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読!
『ブックストア・ウォーズ』を改題。
螺法四千年記 日和 聡子
話虫干 小路 幸也
まともな家の子供はいない 津村記久子 気分屋で無気力な父親と、そのご機嫌取りに興じる母親、周りに合わせることがうまい妹…。14歳のセキコの不穏な日常から大人と子供それぞれの事情が浮かび上がります。
セキコは居場所を求めて図書館に通い、そこで同級生の室田いつみと仲良くなります。
もう1編の「サバイブ」では室田いつみの家庭内が描かれます。『まともな家の子供はいない』 にみる図書館 図書館は”居場所”となれるのか?
箱庭図書館 乙一 「小説家のつくり方」と「ワンダーランド」に図書館が登場
ブック・ジャングル 石持 浅海
廃墟建築士 三崎 亜記
犬と鴉 田中 慎弥
おさがしの本は 門井 慶喜
図書館の女王を捜して 新井 千裕
晩夏に捧ぐ〈成風堂書店事件メモ 出張編〉 大崎 梢
サイン会はいかが?〈成風堂書店事件メモ2〉 大崎 梢
配達あかずきん〈成風堂書店事件メモ1〉 大崎 梢
吉野北高校図書委員会 山本 渚
決壊〈下〉 平野 啓一郎
決壊〈上〉 平野 啓一郎
ぼくは落ち着きがない 長嶋 有
ツクツク図書館 紺野キリフキ
平台がおまちかね 大崎 梢
別冊図書館戦争 2 有川 浩
別冊図書館戦争 1 有川 浩
青年のための読書クラブ 桜庭 一樹
そんなはずない 朝倉 かすみ
図書館革命 有川 浩
図書館危機 有川 浩
図書館内乱 有川 浩
図書館戦争 有川 浩
われらリフター 佐野 良二
ミーナの行進 小川 洋子
冬至草(希望ホヤ) 石黒 達昌
れんげ野原のまんなかで 森谷 明子
ふしぎな図書館 村上 春樹
図書館の水脈 竹内 真
老人のための残酷童話 倉橋 由美子
ビューティフルライフ 北川 悦吏子
オレンジ分館のすてきなクエスチョン 石和 青
図書館の神様 瀬尾 まいこ
海辺のカフカ〈下〉 村上 春樹
海辺のカフカ〈上〉 村上 春樹
じつは、わたくしこういうものです クラフト・エヴィング商会 「シチュー当番」に図書館が登場
月の裏側 恩田 陸
天国の本屋 松久 淳
ばね足男が夜来る 松尾 未来
御書物同心日記 出久根 達郎
架空の王国 高野 史緒
素顔のままで 北川 悦吏子
ラヴレター 岩井 俊二
淋しい狩人 宮部 みゆき
愛は爆発 岬 兄悟
カンガルー日和 村上 春樹
過去を運ぶ足(記号の惨殺) 阿刀田 高

 

図書館がでてくる外国の小説

 

日本語翻訳が出版されている外国語小説のうち、図書館が出てくる物語が多いのはイギリスの小説が多いです。

 

イギリス小説の請求記号は933で、20世紀に出版された小説はさらに下位区分の00.7になるため、933.7となります

 

出版年順(新しい順)

 

タイトル 著者名 請求記号 図書館場面
三つ編み レティシア コロンバニ 933.7 『三つ編み』 にみる図書館 図書館からはじまるシチリアの少女と移民青年の恋
マザリング サンデー グレアム・スウィフト 933.7
ハリー・クバート事件 ジョエル・ディケール 953.7
特捜部Q〈知りすぎたマルコ〉 ユッシ・エーズラ・オールスン 949.73
刑務所図書館の人びと アヴィ・スタインバーグ 016.53
アマチュア手品師失踪事件〈移動図書館貸出記録 2〉 イアン・サンソム 933.7
蔵書まるごと消失事件〈移動図書館貸出記録 1〉 イアン・サンソム 933.7
図書室からはじまる パドマ・ヴェンカトラマン 933.7
ミレニアム〈ドラゴンタトゥーの女〉 スティーグ・ラーソン 949.83
図書館ねこデューイ ヴィッキー・マイロン 645.7
エンデュミオン・スプリング マシュー・スケルトン 933.7
形見函と王妃の時計 アレン・カーズワイル 933.7
愛のゆくえ リチャード・ブローティガン 933.7
泥棒は図書室で推理する ローレンス・ブロック 933.7
図書館警察 スティーヴン・キング 933.7
ジャイアンツ・ハウス エリザベス・マクラッケン 933.7
図書館長の休暇 ジェフ・アボット 933.7
図書館の親子 ジェフ・アボット 933.7
図書館の美女 ジェフ・アボット 933.7
図書館の死体 ジェフ・アボット 933.7
招く女たち アニータ・ブルックナー 933.7
チャリング・クロス街84番地 ヘレーン・ハンフ 935.7