大学図書館って誰でも利用できる? 東北の国立大学附属図書館について




特定の専門分野の資料については、公共図書館よりも大学の附属図書館の方が充実しています。

 

そのため、探している本(資料)が最寄りの公共図書館になくて、大学図書館を利用したい

ということがあるかもしれません。

 

大学によって一般利用の条件は様々ですが、大まかに言うと、

国立大学=一般利用に寛大

私立大学=総合(中央)図書館の所在地であるキャンパスと同じ地域に住所がある人のみ利用できる

 

このような所が多いです。

 

私立大学においても、必要な資料がその大学にしかない場合は、最寄りの公共図書館から閲覧依頼を出せば利用を認めて貰えることが多いです。

 

また、どこかの教育機関に所属している職員や学生であれば、自分が所属している学校の図書館にまずは相談してみてください。

 

本来は、その大学に所属する人たちの学習・研究の場です。

試験期間など利用の制限がある場合があるので、必ず事前に確認をするか問い合わせをするようにしてください。

 

今日は、東北地方の国立大学附属図書館(大学図書館)について詳しくみていきましょう。

 

東北の国立大学附属図書館の利用について

 

東北地方に附属図書館を所有する国立大学は7大学あります。

  • 弘前大学(青森県弘前市)
  • 岩手大学(岩手県盛岡市)
  • 東北大学(宮城県仙台市青葉区)
  • 宮城教育大学(宮城県仙台市青葉区)
  • 秋田大学(秋田県秋田市)
  • 山形大学(山形県山形市)
  • 福島大学(福島県福島市)

 

東北に附属図書館を所有する国立大学の図書館利用について下記の情報をみていきます。

 

  • 所在地(総合図書館、中央図書館があるキャンパス)
  • 利用条件
  • 当日の利用方法

 

千葉県の公共図書館で利用できるデータベースサービス

2018年8月20日

 

弘前大学(青森県弘前市)

 

文教町キャンパス(弘前市文教町)

 

利用条件

学術調査を目的とした利用に限り利用可能。

閲覧席のみの利用は不可。

所属の学生・教職員を優先してサービスを提供してるため、一般利用者のには提供できないサービスや資料がある。

試験期間等の混雑期は一般の利用を制限することがある。

 

当日の利用方法

初めて利用されるときは、入口にゲートがあるので、そこのサービスカウンターへ申し出る。

館外貸出を希望する場合、「利用証」を発行しているので、サービスカウンターで申請する。
利用証申請にあたって,身分および現住所を証明するもの(運転免許証,保険証,学生証等)を提示してください。利用証は医学部分館でも共通して使用できます。
利用証の有効期限は,申請した年の年度末(3月31日)までになりますので,引き続き利用したい方は更新の手続きをしてください。

現住所が確認できる公的機関発行の身分証明書(免許証・保険証・マイナンバーカード・パスポート等)を提示して、所定の手続を行う。

 

▼弘前大学附属図書館一般利用について

弘前大学附属図書館ーー図書館案内[学外の方]

▼弘前大学附属図書館の貸出を希望する場合

弘前大学附属図書館ーー図書館案内[学外の方]

 

 

岩手大学(岩手県盛岡市)

 

盛岡市(アクセス案内はこちら

 

利用条件

高校生以上は利用ができます。

当日のみの利用と、「学外利用証」を発行してもらい、継続して利用することもできます。

 

当日の利用方法

「利用申請書」に必要事項を記入し、身分証明証(運転免許証・保険証など)・学生証の提示をする。

 

▼岩手大学附属図書館の一般利用について

岩手大学附属図書館ーー学外利用者の方へ

 

▼岩手大学附属図書館の「学外利用証」発行について

岩手大学附属図書館ーー図書を借りたり通年で利用される場合

 

東北大学(宮城県仙台市青葉区)

 

仙台市青葉区(アクセスはこちら

 

利用条件

所定の手続きにより本館を利用することができます。

調査・研究を目的とする人は、事前に利用者登録をすることで「図書館利用証」(有効期間:1年 更新可能)を発行し、貸出もできるようになります。

 

当日の利用方法

受付カウンターに申し出、必要事項(氏名・住所等)を記帳することで利用できます。

 

「図書館利用証」発行希望の方は、身分と現住所を証明するもの(免許証・保険証等)をお持ちの上、本館メインカウンターにお申し出下さい。

 

▼東北大学附属図書館の一般利用について

東北大学図書館ーー[一般の方へ]

 

▼東北大学附属図書館「利用証」発行について

東北大学図書館ーー[一般の方へ]

 

宮城教育大学(宮城県仙台市青葉区)

 

仙台市青葉区(アクセスはこちら

 

利用条件

学外の方でも利用ができます。

貸出希望、継続利用の方は、「図書館利用証」の発行を行うことでそれらの利用が可能となります。(詳細はこちら

 

当日の利用方法

特になし。

 

▼宮城教育大学附属図書館一般利用について

宮城教育大学附属図書館ーー[学外の方へ]

▼宮城教育大学附属図書館の「図書館利用証」交付について(貸出希望の方)

宮城教育大学附属図書館ーー学外の方へ[利用登録手続き]

 

秋田大学(秋田県秋田市)

 

手形キャンパス(秋田市)アクセスはこちら

 

利用条件

学習、調査、研究等の目的ために直接来館し、図書館資料の利用(館内閲覧など)が出来ます。

秋田県内在住者(高校生以下の方を除く)は、「利用者カード」の発行により、貸出および継続利用ができます。

 

当日の利用方法

特になし。

「利用者カード」発行の場合は、身分証明書(運転免許証・学生証など)が必要です。

 

▼秋田大学附属図書館の一般利用について

秋田大学附属図書館ーー一般の方へ

 

山形大学(山形県山形市)

 

小白川キャンパス(山形市小白川町)アクセスはこちら

 

利用条件

原則として,どなたでも利用できます。

 

図書の館外貸出を希望される場合、県内に在住、通勤・通学する人に限りで、「利用証」(一年間有効)の発行で貸出ができます。

 

当日の利用方法

利用申込書に記入。

 

「利用証」発行の手続には身分証明証が必要となります。(18歳未満、学生は保護者の氏名・住所なども確認します。)

 

▼山形大学図書館の一般利用について

山形大学図書館ーー[学外の方へ(利用案内)]

▼山形大学図書館の「図書館利用証の発行」について

山形大学図書館ーー学外の方へ(利用案内)[利用証]

 

福島大学(福島県福島市)

 

 

利用条件

学術研究・調査または学習を目的として、専門的・学術的資料の利用を希望する場合、18歳以上(高等学校在学生以外)の方は誰でも利用できます。

県内在住、通勤・通学されている方は、「利用証」の発行で、貸出も可能になります。

 

当日の利用方法

利用証発行希望の場合は、氏名・住所の確認ができる書類(免許証、保険証、等)を提示のうえ、「図書館利用申請書」を提出する。

 

▼福島大学図書館の一般利用について

福島大学図書館ーー図書館利用案内[一般]

 

 



 

まとめ

 

大学図書館って誰でも利用できる? 東北の国立大学図書館について

 

入館 身分証などの提示 席のみの利用 資料の貸出
弘前大学 不可
岩手大学 要問い合わせ
東北大学 不要
(「利用証」発行希望の場合は要)
要問い合わせ
宮城教育大学 不要
(「利用証」発行希望の場合は要)
要問い合わせ
秋田大学 不要
(「利用証」発行希望の場合は要)
要問い合わせ
山形大学 「利用証」発行希望の場合は要 可(試験期間中等の繁忙期を除く)
福島大学 不要(利用証発行の場合必要) 利用証の発行で可

 

まとめ
  • 利用したい本・資料がその図書館にしかない場合は利用ができる
  • 当日は、受付での手続き、名前と現住所が確認できる身分証の提示が必要な図書館が多い
  • 「利用証」の発行などで貸出ができる図書館も多い
  • あくまでも資料を使っての研究・調査が目的であり、閲覧席の利用などは出来ない

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