マイナンバーカードで図書館の本が借りられる?




2017年9月25日、総務省が、マイナンバーカードを図書館カードの代わりとして本の貸出などに使えるようにする運用を開始しました。

 

これによって、図書館の利用カードを作成しなくてもマイナンバーカードで本が借りられるようになるということです。

 

現在のところ、このシステムは試験運用が開始しているだけですが、これによって今後の展開も見込まれます。

 

この記事を書いているのは試験運用から約1年が経過していますが、「マイナンバーで図書館の本が借りられる」というのは、まだ一般的とは言えないように感じます。

 

マイナンバーカードを図書館の利用カードとして使うための手続きや、その取り組みに参加している自治体の一覧を作成しました。

 

図書館カードの代わりにマイナンバーカードが使える?

 

今回のニュースの裏にあるのは総務省の進める「マイキープラットフォーム構想」というものです。

 

「マイキープラットフォーム」とは

 

「マイキープラットフォーム」とは、

  1. 現在、個別になっている公共施設の利用者カードやボランティアポイントや健康ポイントなど、それぞれ自治体が発行しているポイントを一元化し、
  2. オンライン管理ができるようにし、
  3. クレジットカードやマイレージなど様々なポイントも統合する

それによって利便性を高めよう

というもののようです。

 

最終的には、Tポイントやクレジットカードのポイント、マイレージなどにボランティアで貰ったポイントなどを合算して、ふるさとの特産品と交換するというようなことができるようになる、というのを目的にしているようです。

 

生活の利便性の向上や、消費の拡大を狙ってのものだと考えられます。

 

総務省の資料には書いてありませんでしたが、マイナンバーカードの普及率はまだ10%未満と低いようですので、そのあたりの普及率向上も期待していると考えられます。

 

マイナンバーカードの図書館での利用は可能?必要な手続きは?

 

前提としてまだ試験運用の段階なので、全国の図書館で幅広く使えるようになるのはまだまだ先の話になりそうです。

 

現在のところ、一部の自治体が試験運用を開始しています。(豊島区ではすでに扱いを開始しているようです)

 

マイナンバーカードを図書館で利用するために必要な手続き

マイナンバーカードを図書館に持って行き、そのまま使える。というわけではありません。事前に手続きが必要です。

 

  1. まず、自分のマイナンバーカードを「マイキープラットフォーム・ポータルサイト」という所に登録し、マイキーIDを発行する必要があります。
  2. そのために、公的認証サービスのJPKIというものに対応したカードリーダーが必要です。
  3. それらが完了した上で、実際に図書館に行き、自分で設定したマイキーIDと図書館カードのヒモ付を図書館に依頼します。
  4. マイナンバーカードで本が借りられるようになります。

 

生活の利便性をはかることが目的とのことですが、なかなか煩雑な手続きが必要です。

 

カードが一枚にまとまるというのは非常に便利ですが、まだ使える範囲が少なく、積極的に取り組む人は少ないかも、、、と思ってしまいました。

 

図書館での試験運用に参加手続きをしている自治体

 

2017年9月20日の時点で、総務省資料によると、今回の「マイナンバーカードと図書館カードの統合」の取り組みに33の団体が登録しています。

 

そのうち図書館での利用に参加手続きをしているのは以下の9団体です。

 

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる図書館一覧

 

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる東北地方の図書館

青森県の図書館

青森県立図書館(「マイキープラットフォームにおけるマイナンバーカードを活用した図書館利用者カードの共同利用実証実験の開始について」2018.4.1)

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる関東地方の図書館

茨城県の図書館

笠間市立図書館(マイナンバーカードの利活用
潮来市立図書館(マイナンバーカードで潮来市立図書館の資料が借りられるようになります

東京都の図書館

豊島区立図書館(マイナンバーカードで、全館で図書資料が借りられるようになりました
八王子市立図書館(マイナンバーカードを図書館利用者カードとして利用できます

千葉県の図書館

千葉市立図書館(マイナンバーカードで図書館が利用できるようになりました

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる北陸地方の図書館

新潟県の図書館

胎内市図書館(胎内市図書館と黒川地区公民館図書室でマイナンバーカードによる貸し出しができるようになりました

富山県の図書館

富山県立図書館(マイナンバーカードを館外貸出カードとしてご利用いただけます
富山市立図書館(マイナンバーカード活用実証事業について
氷見市立図書館(マイナンバーカードでの図書館資料貸出について
射水市図書館(マイナンバーカードを図書館資料の貸出としてご利用いただけます。
舟橋村立図書館(利用カードをお持ちの方は、マイキーIDが付いたマイナンバーカードでも借りることができます。
町立上市図書館(マイナンバーカードで図書館の本が借りられます。
立山図書館(立山図書館などで図書館利用カードとしても利用できます。

福井県の図書館

福井市立図書館
越前市立図書館

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる中部地方の図書館

長野県の図書館

塩尻市立図書館

岐阜県の図書館

岐阜県図書館
岐阜県図書館

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる近畿地方の図書館

三重県の図書館

津市図書館

京都府の図書館

京都府立図書館
京都府立図書館

奈良県の図書館

田原本町立図書館
王寺町立図書館

和歌山県の図書館

和歌山県立図書館
和歌山県立図書館
和歌山市民図書館  (平成30年7月17日 利用開始!)

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる中国地方の図書館

岡山県の図書館
備前市立図書館
美咲町立図書館

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる四国地方の図書館

徳島県の図書館

徳島県立図書館
徳島県立図書館

愛媛県の図書館

愛媛県立図書館
愛媛県立図書館

マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用できる九州地方の図書館

 

熊本県の図書館

熊本県立図書館

大分県の図書館

大分県立図書館
大分市民図書館  ( )
臼杵図書館

宮崎県の図書館

都城市立図書館

鹿児島県の図書館

鹿児島県立図書館
鹿児島県立図書館
鹿児島市立図書館
日置市立図書館
さつま町図書室(近日運用開始)  (実証実験中)

喜界町図書館

マイナンバーカードを図書館で運用 今後の展望

 

そもそもマイナンバーカードの発行枚数は1,000万枚強でまだまだ普及率は低い状況です。

 

こういった壁を乗り越えて、今後は各種ポイントとの連携や、診察券や健康保険証の代替、本人確認(チケット転売の防止などの目的のあり)などに活用していこうというのが総務省の構想です。

 

確かにすでに色々なものをスマートフォンなどに統合している中で、ばらばらとしたカード類を個別に持つのは大変、それをまとめていくというのは時代の流れな気がしますが、もう少し簡易にできるとより普及していくのかな、という気もします。

 

おわりに

 

今回マイナンバーカードで図書館利用ができて本の貸出をしてもらえる、図書館関連のニュースだということで思わず調べてみてしまいました。

 

まだまだ課題はありそうですが今後様々な生活の場面がより便利になり、図書館の利用もしやすくなっていくとよいですね。

 

まだまだ普及率の低いマイナンバーカードですがこういった試みで今後利用が増えていくのでしょうか。

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