ロンドン同様に根強いコーヒー文化を持つウィーンですが、ロンドンほどブックカフェは多くありません。
喫茶店は「コーヒーハウス」と呼ばれ、自分で選んだよい本を持ってコーヒーハウスに赴き、長い時間を過ごすのがウィーンの文化です。
さて、今日の記事では、数少ないウィーンのブックカフェ、そしてコーヒーハウスに持っていくためのよい本を選ぶインディーブックストア(チェーンではない独立書店)を紹介します。
もくじ
ウィーンのおすすめブック・カフェ
Bookstore Anna Jeller(アンナ・ジェラー書店)
アンナ・ジェラー書店は、本屋と喫茶店の両方を兼ね備えた居心地のよいお店です。
1985年にマルガレーテン通りにショップをオープンしたオーナーのアンナさんは、情熱的な文学愛好家であり、ギフトに関する個人的なアドバイスを喜んで提供してくれます。

©︎Bookstore Anna Jeller
棚には豊富なコレクションが含まれており、特に現代オーストリア文学と料理本の選書に力を入れています。
Cafe Phil(カフェ・フィル)
カフェ・フィルは、カフェおよび、最新の本、中古家具、芸術家向けの本やレコードを販売するセレクトショップのようなお店です。
店内はモダンな雰囲気です。

©︎Cafe Phil
カフェではもちろん、購入する前の本を試し読みすることができ、コーヒーやビールを飲みながら本とともに静かな時間を過ごすことができます。
ウィーンのおすすめ独立書店
Shakespeare&Co(シェークスピア&カンパニー)
パリ5区、セーヌ川左岸にある同じ店名の古書店が有名ですが、ウィーンにあるこちらの書店は古書ではなく新品を扱っています。

ウィーンで最も古いエリアのひとつであるシュテルンガッセの中心部に位置し、外観は古風な雰囲気で、内部には本がぎっしりと積み上げられています。
英語の書籍のみを扱い、フィクションからノンフィクション、哲学から写真集に至るまで、多くのきらびやかなテーマがあります。
シェークスピア&カンパニーは、優れた書店であるだけでなく、作家の朗読や講義など、年間を通じてさまざまなイベントを開催しています。
Buchhandlung zum Gläsernen Dachl
ヒップな7区のブルガッセに位置するこの書店は、「ブーフハンドルン・ツム・グラセルネン・ダヒル」と読むのでしょうか??
さまざまなドイツ語の書籍を扱っていますが、控えめに英語のセクションもあります。
雰囲気はカジュアルで居心地がよく、フレンドリーなオーナーが個人的なアドバイスを提供しています。
読書やイベント(ほとんどがドイツ語)は年間を通じて店内で開催され、ウェブサイトにはオンラインポータルがあり、オンラインで書籍を注文して翌日に受け取ることができます。
Buchhandlung Orlando
こちらの書店「ブッチャンドル・オーランド」は、少しモダンな雰囲気で店内も広めの書店です。
訪問者に包括的な文学コレクションを提供することに誇りを持っています。

©︎Buchhandlung Orlando
顧客がお気に入りの小説を推薦できるようにすることで、効率的に仕入れをしているそうです。
店内では客に無料のコピーを提供し、すべての人が見ることができるようにレビューを表示して、本を試し読みする機会があります。
ショップの下にある「Orlando Culture in the Cellar」は、読書界などの文学的なイベントをするために使用され、本愛好家が交流できるようにしています。
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