あなたの特別な図書館はどこ? アナザースカイで紹介された図書館




another sky(アナザー・スカイ)という紀行番組があります。

 

ゲストを招き、「海外にある第2の故郷」や「憧れの地」をテーマに、ゲストの興味深い人生を掘り下げていく番組です。

 

旅番組のようですが、スポットが当たるのは場所ではなく、あくまでも人(ゲスト)です。

 

海外や知らない街を知ることが好きな人にとっては物足りなく感じますが、それでもたまに「個人的永久保存版」にしたくなる”神回”があります。

 

わたしの知る限りでは、図書館も2回登場しています。

 

 

どの図書館が紹介されたのでしょうか。

 

ボドリアン図書館(イギリス・オックスフォード)

 

メンタリスト・DaiGoさんのアナザースカイは、オックスフォードです。

 

イギリスは、メンタリストの発祥地なのだそうです。

 

オックスフォードは、首都のロンドンから電車で約30分の場所にあります。

 

人口約14万人で、18歳以上の4人に1人が学生(成人の26%が学生で、イギリスで1番高い比率)という世界最高峰の学園都市です。

 

オックスフォードといえば、「オックスフォード大学」ですが、正式には「オックスフォード大学」という大学はなく、オックスフォードの街にある38のカレッジの総称をオックスフォード大学と呼ぶそうです。

 

ボドリアンだけじゃない オックスフォードの美しい図書館10選

2018年9月12日

 

キャンパスもいくつか紹介されました。

 

クライスト・チャーチ・カレッジ

 

ハリーポッターのあの有名な食堂のシーンの舞台となったのがこの大学です。

ほかにも、別のシーンで使われた階段もあります。

 

1546年創立のクライスト・チャーチ・カレッジは、カレッジの敷地に巨大な牧場があったり、コの字型の校舎に緑溢れる中庭など、読書したくなるスポットがたくさんありました。

 

また、建物の中に教室、学生の寮、教授のオフィスが入っており、そこで生活ができるようになっています。

 

ジーザス・カレッジ

 

1571年創立のジーザス・カレッジもまた、荘厳で歴史を感じる大学です。

 

カレッジ内に住む1年生(全員)が、毎日、朝・昼・夕食をこの場所で食べるという食堂がまた、映画のワンシーンに出て来そうな雰囲気でした。

 

ボドリアン図書館

 

このように、どこを切り取っても絵になるような雰囲気を持つオックスフォードですが、その中でDaiGoさんが最も訪れたかった場所として紹介されたのが1602年創立のボドリアン図書館です。

 

 

蔵書数は900万冊以上あり、シェイクスピア・聖書の初版などを所有し、イギリス国内では大英図書館に次ぐ規模を誇る図書館です。

 

書店 BLACKWELL

 

16万冊の在庫数があるヨーロッパ最大級の書店「BLACKWELL」も紹介されました。

 

1日に10〜20冊本を読み、月に100万円近くを本に費やすというDaiGoさんは、この場所でも大興奮で、心理学の本をたくさん購入されていました。

 

ほかにも、「ホビットの冒険」「指輪物語」の著者J.R.R.トールキンが足繁く通ったBARが紹介されていましたが、そこにもインテリアに本が利用されているなど、学生の街であり、文学の街でもあるのだと感じました。

 

イェール大学 3つの図書館

 

アナザー・スカイが、初めて国や地域ではなく大学だけを取り上げたのが、アメリカ・コネチカット州ニューヘイブンのイェール大学でした。

 

バイオリニストの高嶋ちさ子さんが、25年前に通った思い出のキャンパスを巡ります。

 

イェール大学は世界最高峰の大学の一つで、大統領やノーベル賞受賞者を数多く輩出している大学として有名です。

 

高嶋ちさ子さんは、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、イェール大学に3年間通い、最初の2年で修士を、3年目でアーティストディプロマという学位を取得されたそうです。

 

この回では、イェール大学所有の3つの図書館が紹介されました。

 

スターリング記念図書館

 

イェール大学が誇る図書館「Sterling Memorial Library(スターリング記念図書館)」は、ゴシック様式で重厚感がある建物です。

 

 

大学の蔵書量は約1100万冊で、その半数がスターリング記念図書館に収められているそうです。

 

スターリング記念図書館では、図書館を案内する資格というものがあり、それを取得すると、学部学生でも図書館のガイドができたのだそうです。

 

アーヴィング・ギルモアミュージック図書館

 

Lrvig S. Gilmore Music Library(アーヴィング・ギルモアミュージック図書館)は、音楽の専門図書館で、ワーグナーやヴィヴァルディの楽譜が並んでいます。

 

楽譜以外にもその楽譜の音楽を聴くことができます。

 

高嶋さんが学生の時、音楽史のテストがクラシックの早押しクイズだったそうです(!)

 

それがとても大変で、この図書館に来ては、クラシックをたくさん聴いたそうです。

 

バイネッケ・レア・ブック&マヌスクリップ図書館

 

Beinecke Rare Book&Manuscript Library(バイネッケ・レア・ブック&マヌスクリップ図書館は、1963年に設立された、イェール大学の最も有名な図書館です。

 

窓がすべて大理石ですが、本が焼けないように太陽光を遮断する仕組みになっていて、中に入ると、大理石を通してかすかに光が入ってくるようにできています。(トップ画像の図書館です)

 

世界で一番古い聖書(初版の一つ)がこの図書館に置いてあります。

 

また、図書館以外にも、音楽学部の教室がある建物「Leigh Hall(リーホール)」、卒業式や演奏会を行う「Sprague Hall(スプラグホール)」などが紹介されました。

 

 

そのどれもが、荘厳で重厚で歴史を感じる美しい建物でした。

 

まとめ

 

あなたの特別な図書館はどこ? アナザースカイで紹介された図書館

 

まとめ
  • 「アナザー・スカイ」で図書館が紹介されたのは2回ある(と思われる)
  • 「アナザー・スカイ」で紹介された1つ目の図書館は、イギリスのオックスフォード大学の図書館
  • 「アナザー・スカイ」で紹介された2つ目の図書館は、イエール大学が所有する3つの図書館

 

「アナザー・スカイ」という番組は、紀行番組というよりバラエティ色が強く、タレントにスポットが当たりすぎて、せっかく紹介された場所について何も知ることができないことがあります。

 

それでもごくたまに、そこに登場したタレントの知識によって、その場所についての奥深いガイドが見られることがあります。

 

今回紹介した図書館についても、ゲストであるDaiGoさんと高嶋ちさ子さんによってとても見応えのあるものとなっていました。

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