このサイトについて

当サイト「Biblio Hack」を覗いてくださり、ありがとうございます。

 

このサイトは、寄稿していただいた記事や提供していただいた情報もいくつかありますが、基本的にはただの図書館好きな現役司書や元司書が運営しているものです。

 

キャッチできる話題は、本や論文、新聞やテレビなどのメディア、または偶然に得られるほんの一握りのものに過ぎません。

 

それも、専門家でもない者(*)が見聞きし、理解できる程度のものです。

専門的に情報を発信する記者やジャーナリストではないという意味です。

 

しかし、図書館に関心のある読者の皆様は、いろいろな情報と比較し、またそれぞれの専門的知識を補填して判断していただけると期待しています。

 

このサイトおよび個々の投稿に記載されている意見は、図書館または関連機関の見解ではありません。

 

当サイト「Biblio Hack」の由来

 

サイト名は当初、ラテン語で図書館を意味する「bibliothecam」から派生したフランス語「bibliothèque」をもじり”図書館を使いこなす技術”の意味を込めて「biblio tech」と名付けたかったのですが、ドメインが取得できず「Biblio Hack」と名付けるに至りました。

 

Hack(ハック)という言葉は近年、インターネット上でよく目にしますが、そのルーツはやはり、IT業界にあります。

 

「ハッカー」「ハッキング」といった言葉にはどうしても悪いイメージがありますが、「ハック」の本来の意味は、高い技術力を駆使してシステムを操ることだとされています。

 

2009年、アメリカの『Library Journal』で「図書館を動かした人、揺るがせた人」という賞に”世の動きに敏感な人”として選ばれたサラ・ホートン(サンラファエル公共図書館館長)は、このように言っています。

 

わたしはかなりのテクノロジー好きで、同時に、図書館が人生を変えるために大きな力を持っていると信じています。

これら(テクノロジーと図書館)が一緒になれば、とてつもないカクテルを作ることができるでしょう。

 

ハッカー精神を持った図書館員

 

「ハック」の本来の意味は、高い技術力をもち、プログラムを解析し、巧妙に改良したりネットワークの安全性を検証することを指します。

 

1950年代当初に巨大なコンピュータと格闘したり、1960年代後半から70年代にマサチューセッツ工科大学のMITコンピュータ科学・人工知能研究所で働いたり、リチャード・ストールマンの考えに賛同してフリーソフトウエア財団を設立したりした人たちこそ「ハッカー」です。

参照:Steven Levy『ハッカーズ』(1987年)工学社

 

 

ちなみに、コンピューターに侵入し、悪意の強い不正行為を行うものは「クラッカー」といいます。(大辞泉より)

 

 

わたしはこの「ハック」という言葉を、本来の意味として真剣に受け止めています。

 

IT技術が、15世紀のヨハネス・グーテンベルクによる活版印刷革命以上の勢いで世界を変えています。

これまで1年2年かかっていたことが1ヶ月で状況が変わるようなスピードです。

 

このような時代に、図書館が出来ることとはなんでしょうか。

 

図書館はアーカイブでありコレクションでもあり、社会の知識の宝庫であり、歴史にアクセスするために欠かせない役割を持ちます。

 

こうした役割は、聞かれた社会が適切に機能するにはきわめて重要です。

 

 

デジタル化された世界だからこそ、図書館はアナログの世界で保ってきた必須の機能を持ち続け、情報知識へのアクセス提供をし続け、優れた新しい学聞を受け入れるとともにその誕生を可能にし、われわれの歴史と研究結果を後世に残していかなければならないのだ。

John Palfrey, 第5章「図書館のハッキング 未来をどう構築するか」『ネット時代の図書館戦略』(2016年)原書房