2018年は副業元年 非正規図書館員の副業経験をすべて公開するよ




2018年は「副業元年」といわれました。

 

1月31日、厚生労働省が「モデル就業規則」の中から副業禁止の項目を削除したことが背景にあります。

 

それは、会社側が終身雇用や昇給、賞与を続けられないと考えている、とも取れます。

 

この記事を書いているわたし(社会人歴13年)は就職をしたこともなければボーナスを貰ったこともありません。

 

奇しくも、「副業元年」と呼ばれた今年に副業10年目を迎え、本業と副業が逆転しました。

 

そこで今日は、非正規司書がやっていた副業と、副業を選択する際に意識していたポイント、そして、かつての副業が本業になった今、「副業とは」何だったのかを振り返ってみたいと思います。

 

副業はいつか卒業するもの?

 

この記事を書いているわたしは、派遣で図書館司書をしながらずっと副業をやっていましたが、2018年ついに本業と副業が逆転し、派遣司書の仕事が副業になっていました。(ということに、最近気が付きました)

 

正確にはパッチワーカー(*)であり、本業と副業の境目がない状態なのですが、

  1. かつて司書を本業とし、副業としていろいろな仕事をやってきたこと
  2. そして現在、司書の仕事で得る給与が収入全体の1割に満たないこと

 

これらのことから「本業と副業が逆転した」と言っています。

(*)収入源が複数あること。複数の継ぎはぎでひとつのものをつくる「パッチワーク」が語源。

 

しかし同時に、今やっている仕事の中に、どれかが副業であり、いつかは辞めたいと思っているものは1つもないのです。

 

これからの時代は、これまで異分野とされてきたもの同士をつなげて新しいものを生み出していく、クリエイティブな時代といわれています。

 

副業は「自分には何ができるだろう?」という小さな想像からはじまり、やがてそれが創造を生み出すことになる可能性を秘めたものだと思います。

 

***

 

そうはいっても、最初からこのようなことを予測していたわけでも、副業を本業にしようと計画的にやってきたわけでもなく、目の前ややるべきことに集中していたら、気が付いたらそうなっていたという結果論であるのも事実です。

 

ただ、副業を選択する際にそれなりに意識していたことがあり、それが結果、ステップアップに繋がったと言えるので、それらを思い出しながら書いてみます。

 

よかったら参考にしてみてください。

 



 

副業に「好き」は持ち込まない

 

以前書いた、こちらの記事↓↓↓

 

図書館の求人情報をハックする 東京の図書館の時給を調べた結果

2018.06.04

 

この中で「図書館で働くために上京するのは現実的ではない」と書いたけど、図書館で働きたいと思ってそのために上京したのは、このわたし!

 

上京し、最初に勤めた派遣先図書館の時給は900円でした。

 

そんなわけで、当時のわたしには、副業とは「少し贅沢をするため」とか「ちょっとおこずかいを増やすため」とか「ボーナスがないからその補填のため」とか、そんなものではなく

生きていくため

でした。

 

副業というより「Wワーク」が必須の状態です。

 

でも、図書館での勤務経験がなく司書資格をまだ持っていなかったわたしには、それでも十分ありがたかったのです。

むしろ、給料をもらいながら未経験の分野について勉強させてもらえると考えていました。

ポジティブというよりは本当に能天気で無知でしたが、そんな自分に今は感謝しています!

 

「この給与でもこの図書館で働く」

 

やりたいことの着地点を決めたなら、どうしたらそれで生きていけるかを考えるのは自分自身への責任ですね。

 

稼ぐためだけの副業

 

最初の副業は、本当に稼ぐことだけを考えていました。

 

とはいえ、稼げたら何でもいいわけではありません。

 

モットーは、どこかで見たことがある

「儲けるは”欲” 儲かるは”道”」

です。

 

生活を成り立たせるためにリスクを負わず、生活するための現実的な金額を稼ぎたかっただけです。

 

図書館の仕事

時給:900円
勤務日:週5日
勤務時間:1日7時間

1ヶ月の給与=126,000円前後

 

これにプラスして、

8万円くらいは稼ぎたいところ。

 

本業のスキルアップになる副業

 

1カ月8万円程度を稼ぐ。

 

図書館の仕事は自分のやりたいこと、給料をもらって学ばせてもらうわけだし、勤務時間も17時まで。

夕方から働ける学生気分でアルバイトをしようと考えました。(やはり、ただの能天気です。)

 

飲食店、コンビニ、スーパーのレジ打ち・・・

 

職種や雇用形態にこだわらなければ案外、選択肢はたくさんあります。

 

そんな中で、このような求人を見つけました。

 

某携帯電話会社の夜間コールセンター

勤務時間:18時〜23時
勤務日:週4
時給:1,200円

 

いくら学生気分でアルバイトをするつもりでも、社会人であることに変わりありません。

 

いろいろ選択肢がある中で、コールセンターだと本業にも役に立つのでは?と考えました。

 

もともと電話は大の苦手で、このときは本当に勇気がいりましが、幸い、そんなこと悩んだり躊躇する時間もないほど生活が切り詰められていたので、エイっと飛び込みました(笑)

 

実際、とてもストレスの多い仕事ではありましたが、最初に考えたとおり、ここで得た経験は後にとても役に立つことになりました。(この経験もまた、いつか書きたいと思っています)

 

図書館以外の職務経験が図書館業務の役に立つ

2018.12.19

 

すでに持っている資格を生かした副業

 

このような時期がしばらく続き、無事司書資格を取得。

もっと好条件の別の大学図書館に移動することができました。

 

一気に時給が上がり、副業をしなくても生活が出来るようになります。

 

が、しかし、そのときに派遣された図書館の給料は確かにいいけれど、正職員の給与とは比べ物になりません。

 

世間知らず、常識知らずな私、ここではじめて私大職員がいかに好待遇なのかを思い知ります。

 

そんなことから、ここで安心してはいけないのだと思い、副業を継続することに。

 

それでも、副業=「生きていくため」からはステップアップし、「ボーナスがないのでそのための補填」と考えられるようになります。

 

保育士資格を持っていたので、週2でベビーシッターの仕事をやることにします。

 

なんと、紹介された家庭は、夫婦ともに大学教授のご自宅(勤めていた図書館の大学と同じではない)。

 

大学の図書館で働き、その後、大学教授の家で子どもの世話をするというのは不思議なことで、これもまた、なかなか体験できることではなく貴重な経験になったと思います。

 

いずれ本業にすることを目的とした副業

 

このころ、本業(図書館)の中でhtml、CSSを使った業務が与えられます。

 

これまで、そういったことに触れてこなかったわたしはこの作業がとても楽しくて、一気にのめり込みます。

 

パソコンを購入し、休日も自宅で無料ブログをカスタマイズしたり、サーバーと契約してホームページをつくってみたりするようになります。

 

ネットで情報を収集するようになり、ランサーズのようなところでライターやテープ起こしの仕事をやるようになります。

 

この辺りから、副業も好きなことにできないかなと考えるようになります。

 

ここから先は、下記の記事でも書いている通り、一度図書館からでて、WEBデザインやコンテンツ編集を学び、それを活かせる仕事に就きました。

 

「司書」は、その技能と図書館を使って自分の夢を叶えられるか

2018.12.09

 

はじめて好きなことを仕事にし、そのために副業を始めた日からちょうど10年(正確には10年6カ月)、ある日「もはや図書館が副業になっている!」ということに気が付いたのでした。

 



 

まとめ

 

2018年は副業元年!

非正規司書がやっていた副業を全部公開してみた。

 

まとめ
  1. 図書館が好きで非正規司書をやる以上、副業に「好き」を持ち込まない
  2. その時々で、優先順位を決める
  3. 優先順位の1位が「収入」なら、毎月必要な金額を設定し、それを稼げる仕事を探す
  4. 優先順位の1位が「スキル」なら、その必要なスキルを学べる仕事を探す
  5. いずれ本業にしたいことがあるなら、改めて方向性を決めなおす

 

こうやって改めて文字にして振り返ってみると、幸運だったと思います。

いろいろな局面で、そのときに一番よいものが与えられたような、すべての経験が財産だったといえるほどです。

 

それでも、いまだに自分の気持ちを消化しきれず、ここに書けないこともあるし、当時の生活をもう一度やれといわれたら絶対にできません。

 

そして、このようなやり方が模範的だとはまったく思っていません。

 

わたしのやってきたことが、「死ぬほどつらくて大変だったけど、今振り返ってみたら幸運だった」と思えるように、それぞれの人が持つ経験は、どれもが唯一無二の素晴らしい財産なのだと思います。

 

さいごに

副業とは
  • 副業は、「自分には何ができるだろう?」という小さな想像からはじまり、やがてそれが創造を生み出すことになる可能性を秘めたもの
  • これまで異分野とされてきたもの同士をつなげて新しいものを生み出していくクリエイティブな時代に、誰もがやったほうがいいと思うもの
  • 経験という財産を手にできるもの

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