大学図書館って誰でも利用できる? 東京都内の国公立大学図書館について




特定の専門分野の資料については、公共図書館よりも大学の附属図書館の方が充実しています。

探している本(資料)が最寄りの公共図書館になくて、大学図書館を利用したいということがあるかもしれません

 

 

 

大学によって一般利用の条件は様々ですが、大まかに言うと、

国立大学=一般利用に寛大

私立大学=総合(中央)図書館の所在地であるキャンパスと同じ地域に住所がある人のみ利用できる

 

このような所が多いです。

 

私立大学においても、必要な資料がその大学にしかない場合は、最寄りの公共図書館から閲覧依頼を出せば利用を認めて貰えることが多いです。

 

また、どこかの教育機関に所属している職員や学生の方は、まずは、自分が所属している学校の図書館に相談してみてください。

 

本来は、その大学に所属する人たちの学習・研究の場です。

試験期間など利用の制限がある場合があるので、必ず事前に確認をするか問い合わせをするようにしてください。

 

今日は、東京都内にある国公立大学附属図書館(大学図書館)について詳しくみていきましょう。

 

>>関東(東京都以外)の国立大学附属図書館についてはこちら

>>東京都の図書館サービス一覧はこちら

 

東京都内の国公立大学附属図書館の利用について

 

東京都内に附属図書館を所有する国公立大学は下記の10大学あります。

 

  • 東京大学(文京区)
  • お茶の水女子大学(文京区)
  • 東京医科歯科大学(文京区)
  • 東京藝術大学(台東区)
  • 東京工業大学(目黒区)
  • 東京海洋大学(港区)
  • 東京外国語大学(府中市)
  • 東京農工大学(府中市)
  • 東京学芸大学(小金井市)
  • 一橋大学(国立市)
  • 電気通信大学(調布市)
  • 東京都立大学(八王子市)※首都大学東京より、大学名称を変更(2020年4月1日)

 

 

都内に附属図書館を所有する国公立大学の図書館利用について下記の情報をみていきます。

 

  • 所在地(総合図書館、中央図書館があるキャンパス)
  • 利用条件
  • 当日の利用方法

 

>>東京都の図書館サービス一覧はこちら

 

文京区にある国公立大学附属図書館の利用について

 

  1. 東京大学附属図書館
  2. お茶の水女子大学
  3. 東京医科歯科大学附属図書館

 

東京大学

 

本郷キャンパス(文京区本郷)

 

東京大学附属図書館の利用条件

 

事前に、目的の資料が東京大学総合図書館に所蔵されているかどうかを確認する必要があります。

利用したい特定の資料がない場合は利用できません

 

公共図書館等で利用可能な資料がある場合は、そちらを優先的に利用してください。

 

東京大学附属図書館の当日の利用方法

 

氏名・現住所の記載がある公的な身分証の提示が必要です。

国立大学所属、公私立大学所属、その他の一般利用で条件が異なります。

下記の「東京大学附属図書館一般利用について」をご確認ください。

 

▼東京大学附属図書館一般利用について

東京大学附属図書館>利用案内[学外の方へ]

 

お茶の水女子大学

 

文京区大塚

 

お茶の水女子大学図書館の利用条件

 

調査研究のため、お茶の水女子大学附属図書館所蔵の資料を利用希望の場合、利用できます。

18才以上(高校生不可)が利用できます。

事前に、目的の資料の資料名、請求記号、巻号「閲覧希望日」「氏名」「住所」「連絡先」を明記の上、E-mail、FAX、または往復はがきで問い合わせが必要です。

 

お茶の水女子大学図書館のの当日の利用方法

 

事前問い合わせの回答を提示することで利用できます。

 

▼お茶の水女子大学図書館の一般利用について

お茶の水女子大学附属図書館ー利用サービスーー利用案内[学外の方へ]

 

 

東京医科歯科大学

 

湯島キャンパス・駿河台キャンパス(文京区)

 

東京医科歯科大学附属図書館の利用条件

 

館内資料の閲覧を希望する場合は、紹介状など不要で誰でも入館できます

 

ただし、東京医科歯科大学の図書館が所蔵する資料を利用することが目的の場合のみとなるので、必ず事前に資料の所蔵を確認する必要があります

 

電話での所蔵確認は行っていないので、資料の確認は、OPAC(蔵書検索)を利用してください。

 

東京医科歯科大学附属図書館の当日の利用方法

 

  1. M&Dタワー1F防災センターで入構手続きを行う。
  2. 手続きしたら入構証を渡されるので、それを持って図書館(M&Dタワー3階)に行く。
  3. 図書館カウンターで閲覧申請書を記入し、当日有効の入館証を発行してもらう。

 

本人確認書類の提示が必要です。
(大学、研究機関に所属している場合は職員証・学生証、その他一般利用は、免許証・保険証・住基カード・社員証など)

 

 

▼東京医科歯科大学附属図書館の一般利用について

東京医科歯科大学図書館[学外者の方へ]

 

台東区にある国公立大学附属図書館の利用について

 

 

東京藝術大学

 

上野キャンパス(台東区上野)

 

東京藝術大学図書館の利用条件

 

大学や研究機関に所属していない方でも利用できます。

 

利用についての相談は、平日の9:00~17:00に

  • 上野本館資料サービス係(TEL:050-5525-2428)
  • 取手分室閲覧カウンター (TEL:050-5525-2643)

に照会ください。

 

東京藝術大学図書館の当日の利用方法

 

入館の際、申請書に氏名、住所等を記入し、利用証を発行してもらうことで利用ができます。

 

 

▼東京藝術大学図書館の一般利用について

東京藝術大学附属図書館>図書館利用案内[学外の方へ]

 

目黒区にある国公立大学附属図書館の利用について

 

東京工業大学

 

大岡山キャンパス(目黒区大岡山)

 

東京工業大学図書館の利用条件

 

調査・研究のために、東京工業大学図書館所蔵の資料の利用を必要としている場合に利用ができます。

 

東京工業大学図書館の当日の利用方法

 

受付後に入館カードを受け取り、館内では入館カードを身につけてください。

帰る際に、入館カードを返却します。

 

 

▼東京工業大学図書館の一般利用について

東京工業大学附属図書館[学外の方へ]

 

港区にある国公立大学附属図書館の利用について

 

東京海洋大学

 

品川キャンパス/越中島キャンパス

 

東京海洋大学附属図書館の利用条件

 

特になし。

 

東京海洋大学附属図書館の当日の利用方法

 

入館時に受付簿に必要事項を記入することで誰でも利用できます。

品川キャンパス図書館では、おもに「海洋生物」「水産学」「漁業」「食品」分野に関する資料を所蔵しています。
越中島キャンパス図書館では、主に「船」「物流・交通」分野に関する資料を所蔵しています。

 

閲覧・複写のみの利用の場合、紹介状・身分証等の提示も必要ありません。

統計の都合上、来館の都度、受付簿に記入をします。

 

▼東京海洋大学図書館の一般利用について

東京海洋大学附属図書館>利用案内(学外の方向け)

 

府中市にある国公立大学附属図書館の利用について

 

  1. 東京外国語大学附属図書館
  2. 東京農工大学図書館

 

東京外国語大学

 

東京外国語大学附属図書館の利用条件

 

原則的には、目的の資料を特定し、FAXかメールで事前連絡が必要です。

事前連絡なしに直接図書館に来館することも可能です。

 

東京外国語大学附属図書館のの当日の利用方法

 

事前連絡なしに利用する場合は、来館時に「図書館利用願」をカウンターで記入します

運転免許証・保険証など、名前と住所が確認できる身分証明書の提示が必要です。

 

▼東京外国語大学附属図書館の一般利用について

東京外国語大学附属図書館>利用案内[学外の方へ]

 

東京農工大学

 

府中キャンパス/小金井キャンパス

 

東京農工大学図書館の利用条件

 

原則として、学術に関する調査、研究を目的とする場合にのみ利用することができます

府中市、小金井市の市立図書館にて利用登録した高校生以上の人は、利用することができます

 

 

▼東京農工大学図書館の府中市・小金井市在住者の利用について

市立図書館(府中市・小金井市)利用登録者の方へ

▼東京農工大学図書館の一般利用について

東京農工大学図書館ーー利用案内[一般の利用者の方へ]

 

小金井市にある国公立大学附属図書館の利用について

 

  1. 東京農工大学附属図書館(上記、府中市と同じ)
  2. 東京学芸大学附属図書館

 

東京学芸大学

 

東京学芸大学附属図書館の利用条件

 

満18歳以上(他大学の教職員・学生、高校生および専門学校生等を除く)であれば利用できます。

カウンターで図書館利用証発行・更新の申請を行うことで、館外貸出も利用できます

 

東京学芸大学附属図書館の当日の利用方法

 

入館受付カウンターで入館の申し込みが必要です。

現住所が確認できる身分証明書(運転免許証、保険証など)の提示が必要です。

 

▼東京学芸大学附属図書館の一般利用について

東京学芸大学附属図書館>利用案内

 

国立市にある国公立大学附属図書館の利用について

 

一橋大学

 

一橋大学図書館の利用条件

 

目的の資料が、一橋大学の図書館が所蔵する場合、閲覧利用ができます。

ただし、一橋大学の学術に係る学習および教育・研究活動に支障の無い範囲に限定されます。

 

一橋大学図書館の当日の利用方法

 

受付カウンターで「学外者図書館利用票」に記入します。

このとき、「利用資料名」を必ず記入してください。

 

公的な本人確認書類(運転免許証、保険証、学生証等)の提示が必要です。

当日有効の入館証を身につけ、帰りの際に返却しください。

 

▼一橋大学図書館の一般利用について

一橋大学附属図書館>利用案内[学外の方へ]

 

調布市にある国公立大学附属図書館の利用について

 

電気通信大学

 

電気通信大学附属図書館の利用条件

 

求める学術資料が電気通信大学の図書館に所蔵されている場合、利用ができます。

 

電気通信大学附属図書館の当日の利用方法

 

受付カウンターで「学外者図書館利用申込書」にご記入し、当日のみ利用できる「図書館利用証」を貸出してもらいます。

 

▼電気通信大学附属図書館の一般利用について

電気通信大学附属図書館[学外の方へ]

 



八王子市にある国公立大学附属図書館の利用について

 

東京都立大学

 

東京都立大学図書館の利用条件

 

完全な一般利用のサービスは行っていません。

下記に該当の方が利用できます。

  • 協定大学(中央大学・東京外国語大学・東京薬科大学)の大学院生および専任教員
  • 所属機関の図書館から発行された紹介状をお持ちの方
  • 都内に在住または在勤の方
  • 医療従事者(医療機関において教育・研究に携わる方も含む)

荒川館のみの利用です。医療従事者であることを確認できるもの(健康保険証、医療機関の職員証、在勤証明書等)を持って、カウンターにお申し出ください。
※貸出はできません。

都内に在住または在勤の方については、18歳以上(高校生不可)で、他の大学等に所属していない方が対象です。

調査・研究のために東京都立大学図書館の資料を利用することが前提となります。

※大学構成員の教育・研究活動支援を優先するため、都民利用には一部制約を設けています。

 

東京都立大学図書館の当日の利用方法

 

利用申請書に記入し、住所が確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)を持って、カウンターに申し出ます。

東京都以外にお住まいで都内在勤の方は、勤務先住所が確認できるもの(社員証等)をあわせて提示してください。

 

▼東京都立大学図書館の一般利用について

東京都立大学図書館[利用案内:一般の方]

 

東京都の国公立大学附属図書館の一般利用についてまとめ

 

東京都の国立大学図書館の一般利用について

  • 国立大学については、所定の手続きを行えば、入館はすべての図書館で許可されています。(公立の東京都立大学は、制限があります。)
  • 閲覧席(座席)のみの利用は、すべての図書館でお断りしています。
  • その他の各図書館の条件などは以下の表を参照。

 

 

身分証などの提示 利用証の発行 資料の貸出
東京大学 なし 不可
お茶の水女子大学 なし 不可
東京医科歯科大学 なし 不可
東京藝術大学 なし 不可
東京工業大学 利用証発行の場合必要 あり 利用証の発行で可
東京海洋大学 不要 なし 不可
東京外国語大学 なし 不可
東京農工大学
府中市立図書館、小金井市立図書館の利利用は別途条件
なし 府中市立図書館、小金井市立図書館の利用者のみ可
東京学芸大学 あり 利用証の発行で可
一橋大学 なし 不可
電気通信大学 なし 不可
東京都立大学 なし 不可

 

東京都の国立大学附属図書館の「一般利用(学外者の利用)」リンク集

 

 

>>そのほかの「大学図書館の情報」はこちら

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