非正規司書の貧困から抜け出せない 資格に逃げる人たち




以前、図書館に関連する資格にこだわるあまり、なかなか貧困状態から抜け出せない人たちについて書きました。

 

非正規司書の貧困から抜け出せない「やかた」が好きな人たち

2018.06.08

 

それらは別に、本人が貧困だと思っていなかったり困っていないのであればそのままでいいのですが、「どうにかしなければ」と考えているのならば、待遇や法律が変わることを待っているだけではリスクが大きすぎます。

 

そして、こういった状況であり、その状況を変えたい場合は具体的にどうすればいいのかということも書きました。

 

非正規司書は契約期間の遵守より自分の生活を尊守

2018.06.11

 

自分の将来のことを考えているが故に、資格取得に思考が向かうというのは自然なことだと思います。

 

それでも、それが本当に今必要なのか、副業をして収入を増やすことよりもそちらを優先するべきなのか、よくよく考える必要はあるように思います。

 

それでは、資格を取ったほうがいいかも・・・と思った時に、あらためて考えたほうがいいことは具体的にどんなことでしょうか。

 

 

新たな資格 本当に必要?

 

あなたは今、本当に、新たな資格が必要ですか?

 

「派遣だから契約を切られたら次がない」

「私が本当にやりたいのはこんな仕事じゃない」

 

など、現状の仕事に不安や不満を抱いているからではありませんか。

 

ときに、「資格取得に向けた勉強」は便利な言い訳になります。

 

手を動かすから前に進んでいるような気になるし、不安を解消するための行動を何もしていない、という自己嫌悪からも逃れられます。

 

そもそも、資格に逃げるような状況に陥るとき「将来が不安だけど何が問題なのかわからない」など、思考が停止していることが多いのですが、資格取得の勉強をすることで、そういった現状と向き合わなくてもよくなり、ますます思考を働かせなくなります。

 

なぜ資格を取るのか、

資格を取った後どうしたいのか、

その資格をどう生かすのか。

 

その資格が市場でどれぐらいの価値があるのか、

転職にどれぐらい有利なのか。

 

自分にとって都合が悪い、考えたくないことには向き合わず、資格を取ればなんとかなると考えていることがあります。

 

そういう人にとって、資格は「不安を取り除いてくれるお守り」のようなもの

 



 

でも、不安が行動の動機になること自体は悪いことじゃありませんよね。

 

このままじゃダメだと一念発起し、会社を辞めて士業の試験勉強をしたり、得意なことを生かして起業したり、留学をしてキャリアどころか人生を大きく変える人をたくさん知っています。

 

しかし「きちんと考える」ことから逃げて資格取得に走る人は、結局、明確な目的があってその資格取得を取る人にも埋もれてしまいます。

 

同じ資格でも、確実にまったく違う未来をみることになります。

 

あなたが本当に欲しいのは、

 

  • 資格による未来の設計図?
  • 現状の不安をどうにかしてくれるお守り?

 

資格取得に向けて「時間」という最も貴重なコストを使わないように、まず、しっかりと思考力を使うことをおすすめします。

 

では、非正規司書で、新たに資格を取りたい人に質問です。

 

その資格を取って、その後どうしたいのでしょうか。

  1. 非正規を正規にしたい
  2. 給料を上げたい
  3. 非正規司書のまま、新たなことに挑戦したい

 

正社員など「正規」の職を得たい

 

まず、非正規司書から、正社員などの正規の職につきたいという場合です。

 

正社員が「正解」という幻想

 

日本の社会問題は、なぜかいつも

白か黒、表か裏、1か100

のように、1つが正解でもう一方が間違いとなりがちです。

 

前にも書きましたが、非正規、派遣、パート、バイトどれも、働き方のひとつであり、その人にあった多様な働き方が出来るポジティブな制度のはずです。

 

今回は、制度について具体的な話は割愛しますが、そもそも正社員は雇用形態にすぎません。

 

正社員でもボーナスがない会社はたくさんあるし、サービス残業があって時給に換算すると何百円にしかならないということもあります。

 

正社員が安心・安全・安定と思っている人が未だにいるのか分かりませんが、正社員であれば大丈夫というのは幻想です。

 

それでもやはり、非正規であることが不安で

「何でもいいから正社員になりたい」

と思っているのなら、資格の勉強より正社員の求人にひたすら応募したほうがいいと思います。

 

リクナビとかマイナビ転職に登録するでもいいし、ハローワークでもいいと思います。

 

応募先に合わせて志望動機を書くという作業は相当な時間がかかるので、もうそれだけで手一杯だと思います。

 

何か資格取得に向けて勉強する時間があるならとにかく応募しましょう。

 

「正社員」だけが目的であれば、年齢も経験も気にしなくて大丈夫。

必ずどこかに受かりますよ。

 

給料を上げたい

 

給料を上げるには仕事を増やすか、変えるかですよね。

 

仕事を変えると決めたのなら、前述の「正社員になりたい」と同じです。

 

契約社員でも派遣でも、少しでも今の給与より高いところに応募してください。

 

図書館での勤務経験をうまくアピールできれば、ITの技術や語学力がなくても都内であれば時給2000円までならいけます!(経験談)

 

今の仕事が好きだから足りない分を補うというなら、自分のライフスタイルに合わせた副業を選択してみてください。

 

 

 

この場合も、資格を取っている場合ではないと思います。

 

今のまま新たなことに挑戦したい

 

今の状況に不安や不満がなく、ただ何か新しいことを勉強したいとか挑戦したいという人にもう一つ質問です。

  1. それは、図書館で活かすための資格ですか
  2. それとも、頭の片隅に「転職」があって、そのための資格取得ですか
  3. もしくは趣味ですか

 

具体的にどんな資格がおすすめかは、次回書きますが、いずれにしても

 

  1. 今の状況を明らかにし
  2. 自分がどうしたいのかを明確にして
  3. 次の選択をする

 

この3段階が絶対に必要です。

 

1、2をすっとばして3をすると無限ループに陥ります。

 



 

まとめ

 

非正規司書の貧困から抜け出せない 資格に逃げる人たち

 

まとめ
  1. 今の状況、自分がどうしたいのかを明確にし、次の選択をする
  2. 正社員になるか、仕事を増やすか変えるか
  3. 次のステップのために、どうしても必要なら資格を取る

いずれにしても、自分の状況をみて、自分の頭で考えることが必要不可欠です。

 

新しい資格を取っても、それが魔法のように状況を一変してくれるわけではありません。

 

例えば、「これからはプログラミングが出来れば食いっぱぐれない」という人もいますが、きちんと自分の頭で考えて思考力を駆使すれば同じくらい食いっぱぐれません。

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