未解決事件の鍵は図書館にあり? 図書館で真相解明に迫る映画2選




図書館は、本を読んだり借りたりできるところ

 

もちろんそうですが、そう言ってしまうと、まるで娯楽施設のように聞こえてしまいます。

 

本は資料であり、資料(史料)は歴史。

 

そして、図書館は歴史を保存する場所です。

 

だからもし、過去の情報が必要となったとき、図書館はそのために力を貸してくれるでしょう。

 

司書の役割が3分で分かる 映画『デイアフタートゥモロー』の名シーン

2018.06.05

 

それが分かる映画を2つ紹介します。

 

ミザリー(1990年)

 

 

スティーブン・キングの同名小説が原作のアメリカ映画です。

 

この映画の見所はなんと言っても、気狂いなストーカー、アニー役のキャシー・ベイツの演技です。

 

当時、「ストーカー」という言葉がすでにあったのかどうかは分かりませんが、その行為がいかに狂気じみているのかが、トラウマになる程よく分かる映画でした。

 

キャシー・ベイツはこの役で、アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

 

この記事には、以降、映画のネタバレが含まれています。

 

物語の主人公は、コロラド州シルバー・クリークのロッジにこもって執筆するのが常である、人気小説シリーズ「ミザリー」の作家、ポール・シェルダンです。

 

シリーズ最新作を脱稿し、車でニューヨークに戻る途中、山道でスリップ事故に遭ったポールは、看護師のアニーに助けられます。

 

しかし、小説の大ファンでもあったアニーは、まだ製本化されていない原稿で、ミザリーが死ぬことを知り、原稿を燃やしてしまいます。

 

アニーの異常性に気付いたポールは、アニーの要求のまま原稿を書き直しますが、その間に、機会を見つけてはアニーの正体を調べ、脱出を計画しています。

 

その頃ニューヨークでは、ポールと連絡がつかないことを心配した担当編集者マーシャ・シンデルが、コロラド州の警察に通報していました。

 

シルバー・クリークで連絡を受けたのは、初老のバスター保安官です。

 

バスター保安官は、ポールが滞在したロッジへ行き、「先週の火曜日にチェックアウトした」と教わります。

また、妻にも「吹雪が酷かったのは火曜の夜」だと聞いたバスター保安官は、吹雪とポールの失踪は関係があるのではないかと考えます。

 

ポールが行方不明という話題は、新聞に掲載されるほどになっていました。

 

クレジットカードを使った記録もなく、目撃情報もないことから、コロラド州警察とFBI(連邦捜査局)が出動し、ついにヘリコプターがポールの愛車ムスタングを発見します。

 

しかし、警察やFBIは、ポールは車から放り出されて雪のどこかに死体となって埋まっているだろうという見解を示しました。

 

一方、車にこじ開けられた形跡を見つけたバスター保安官は、誰かがポールをなんらかの事情でかくまっているのではないかと考えます。

 

バスター保安官は、ポールという人物を知るために、彼の著書を読みはじめます。

 

読み進めるうちに、ある一節に目が止まります。

”人間の正義を超越した正義、私はそれを信じます”

この言葉は、ポールの小説「ミザリー」の中のセリフですが、バスター保安官はどこかで聞いたことがあるように感じたのです。

 



 

そんなある日、シルバー・クリークの町で、他の車と怒鳴り合うアニーを見たバスター保安官は、アニーの顔に何かを感じました。

 

そして、図書館で過去の新聞記事を調べ、連続殺人事件の容疑者だったこと、裁判で無実を主張するときに先のミザリーのセリフをそのまま引用していたことを知ります。

 

 

雑貨店でタイプライターの用紙を買いこんだことを聞いたバスター保安官は、アニーの家にポールがいることを確信し、アニーの家へ急ぎました。

 

しかし、たったひとり頼みの綱だったバスター保安官は、アニーに銃で撃たれてしまうのです。

 

 

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年)

 

スティーグ・ラーソンの推理小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」を原作に、実写映画化されたスウェーデン映画です。

 

小説同様、スウェーデンで大ヒットを記録したサスペンスです。

 

2011年にデヴィッド・フィンチャー監督によってハリウッドでもリメイク版として映画化されています。

 

地元の小さな新聞社「ミレニアム」の記者・ミカエル・ブロムクヴィストは、実業家ヴェンネルストレムの不正を暴いた記事を掲載したところ、名誉毀損で訴えられ敗訴してしまいます。

 

そんなミカエルのもとに、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲル・グループのヘンリックから依頼が舞い込みます。

 

ヘンリックの孫娘のハリエットが、40年前に一族が住む島から突然消え、彼は一族の誰かが彼女を殺害したと信じていました。

 

ヴァンゲル・グループはヴェンネルストレムの敵会社で、事件が解決できたら彼の弱みを報酬として提供すると約束し、ミカエルは依頼を受けます。

 



 

ある日、ミカエルは一族の弁護士から優秀な調査員として天才ハッカーのリスベット・サランデルを紹介されます。

 

調査を進めるうち、リズベットは、旧約聖書の引用と40年前にロシアの国境付近で起きた婦女連続猟奇殺人事件の関連性を見つけ、殺害された女性たちの勤務先がハリエットの父親・ゴットフリートが経営する会社だったことをつきとめます。

 

いよいよ真相解明が迫る中、リズベットは、ヴァンゲル・グループが所有する社内図書室(書庫)に籠り、最後のとどめとなる証拠集めをはじめます。

 

そして、この図書館が所有するヴァンゲル・グループの資料から、ついに犯人を突き止めることに成功します。

 

 

まとめ

 

未解決事件の鍵は図書館にあり! 図書館で真相解明に迫る映画2選

 

  • 映画「ミザリー」では、最初に事件を疑ったバスター保安官が、地元の図書館にある過去の新聞記事から犯人を突き止めることに成功した
  • 映画「ドラゴン・タトゥーの女」では、天才ハッカーのリスベットが、会社が所有する図書室の莫大な資料の中から事件の真相と犯人を突き止める証拠を見つけ出した

 

以前、

司書の役割が3分で分かる 映画「デイアフタートゥモロー」の名シーン

という記事を書きましたが、今日紹介した映画も、図書館が出てくるのはほんの数分です。

 

それでも、クライマックスに差し掛かる重要な場面で登場し、事件解決に大きな役割を果たしています。

 

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