図書館の求人情報をハックする 主婦だけにおすすめする求人とは?




2018年11月8日追記あり。

 

図書館で正規職員として働く場合、自治体や学校法人の採用試験を受けて採用されることが必要です。

 

 

とても狭く厳しい道ですが、それ以外にパートや派遣などの求人もあります。

 

 

しかし、そういった図書館の求人に応募する前に知っておいたほうがいいこともあります。

 

 

知っておいたほうがいい「図書館の求人」とはどんなものでしょうか。

 

 

この記事は、図書館の非正規雇用問題、管制貧困問題について専門家やジャーナリストが研究・取材し公開するものではなく、一部、情報提供や寄稿はあるものの、個人によるブログ以上の役割を果たすものではありません。

しかも、元非正規司書の当事者だったものによる精神論に拠るところも多々あります。

図書館に関心のある読者の皆様は、いろいろな情報と比較し、またそれぞれの専門的知識を補填して判断していただけると期待しています。

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官製貧困と図書館の非正規雇用

 

近年、日本の貧困問題が明るみになると同時に、自治体などで薄給で勤務する非正規職員の存在も表沙汰になってきました。

 

「官制貧困」と呼ばれますが、この『官制』には当然、公共施設である図書館に勤務する図書館員(司書)も含まれます。

 

また、私立学校の図書館についても、教育基本法 第八条の公の性質及び学校教育において果たす重要な役割とあることから、ほとんど公共と同じ体質であると考えて、ここでは含めることにします。

 

図書館の求人情報をハックする 派遣会社別大学図書館時給ランキング

2018.09.10

 

図書館の給料が安い理由はいくつかあると思います。

 

その中のひとつに、

扶養内で勤務したい主婦向けに用意された雇用枠

というのが存在します。

 

とある大学図書館では、その枠で勤務している人たちをまとめて「パートさん」ではなく「主婦さん」と呼んでいました。

 

とても違和感がありましたが、そこでは何年もそのように対応してきたようで、まるで普通のことのようでした。

 



 

主婦向けの求人ってどんなもの?

 

主婦向けに用意された雇用枠というのは、たいてい近距離から勤務してくる人を求めています。

 

地域貢献の意味合いもあるのかもしれませんが、その辺りのことは詳しくないので、今回は割愛します。

 

扶養内で勤務したい主婦向けに用意された雇用枠というのは、雇用側(ここでは図書館などの公共または教育機関)と労働者側(ここでは主婦)のニーズがお互いに一致しているので問題がありません。

 

実際に、「趣味でやらせてもらっているようなもの」と言っているパートの方もいました。

 

そういった主婦向けの求人には、比較的やさしい応募資格が書かれているはずなので分かりやすいといえばわかりやすいです。

 

またこういった求人は、新聞に挟まっている地域求人広告などに掲載されていることもありますね。

 

主婦向けの求人によくある表現
  • 主婦歓迎
  • 未経験者歓迎
  • 司書資格の有無問わない

など

 

しかし、表現方法による差別問題ではっきりと『主婦のみ』とか『女性のみ』などとは書けないので気付かない人もいると思います。

 

そこに「図書館で働きたい」という思いだけで応募してくる20〜30代の独身の男女が応募してきたらどうでしょうか?

さらに、一人暮らしだったら?

 

何か理由があって積極的に労働する必要がないなど、特別な場合を除いては貧困に陥りますよね。

 

そのような人が応募してきた時点で、雇用側が「20〜30代の独身だと、うちの給料では厳しいのではないか。」と考えてくれたり、オーバースキルなどの理由であえて落としてくれることもあると思います。

 

しかし、「この条件で若くてエネルギーのある人が応募してくれた、ラッキー」となることもあり得るのです。

 

実際にこの記事を書いているわたしは、時給900円の派遣司書に採用された時(当時、司書資格なし)「若い人がよかったから」と言われたことがあります。

 

主婦パートのこれから

 

専業主婦世帯は年々減っていますが、それに比例して「雇用内で働きたい主婦」という存在自体も減っていくでしょう。

 

そして、最終的にはこのような雇用形態の求人も減ることにはなると思います。(?これについて、さいごに追記あり)

出典:厚生労働白書 男女共同参画白書より

参照:厚生労働白書 男女共同参画白書

 

それでも今はまだ、ゼロではありません。

 

 

もしあなたが応募しようと思っている求人が、前述のように「主婦向けに用意された雇用」だと感じるなら応募しない方がいいし、途中でそう感じてしまったら、早々に身の振り方を決めた方がよいと思います。

 

逆にいうと

「少し働いてみたいけど、スキルや経験のないわたしが図書館で働けるのだろうか?」

と思う側の立場だとしたら、このような図書館の求人は、そんなに敷居の高いものではないということがわかると思います。

 

図書館の求人情報をハックする 東京の図書館の時給を調べた結果

2018.06.04

 

さて、先述の「主婦さん」と呼んでいた大学図書館ですが、定年退職を迎えた”主婦さん”の補填としてパート採用の求人を行いました。

 

しかし”主婦”が集まらず、30代独身の未婚女性が採用されました。

 

「もう主婦さんと言えないわね」と笑っていた職員の発言が今でも忘れられません。

 

2012年の話です。

 



 

まとめ

 

図書館の求人 主婦だけにおすすめする求人とは?

 

まとめ
  • 図書館の求人の中には、扶養内で勤務したい主婦向けに用意された雇用枠がある
  • 「主婦歓迎」、「未経験歓迎」、「司書資格の有無問わない」など、比較的やさしい応募資格には注意
  • 図書館の求人は、やさしい応募資格=貧困に陥る可能性と表裏一体だと考えたほうがいい

 

2018年11月追記

 

この記事を書いたわたしは、派遣として図書館で働きながらずっと副業をしていましたが、2018年(気がついたらいつの間にか)それらが逆転し、派遣での図書館の仕事が副業となりました。

 

多様な働き方ができるようになってきた現在、この記事で書いたような求人は「雇用内で働きたい主婦」だけではなく「短時間だけ働きたい人」にとって選択する求人となる可能性もありますね。

 

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